8月22日より8月27日まで行われました、マレーシア合宿の感想を下記にまとめます。
搭乗便の急な変更のために、22日の稽古には参加できず23日から参加した。
全体を通して難しい技、初見の技はなく、基本技の抜粋であった。
稽古のやり方については参加者が白帯から師範まで幅広かったからか、1つの切り口、例えば二ヶ条の締め方などを10分くらい連続して行い、各人の理解度を深めるよう配慮されていたと思う。
また同様の理由からか、合気道に対し一般的に理解されている「力を使わない」というイメージを前面に出されていたと思う。実際、海外の方と組んで稽古しているときに、受け、仕手共にかなり力が入っていると感じたこともしばしばであった。柔道などのスポーツ武道をイメージして入門されたからか、勝負という意識が先行してしまい、日本では当たり前に行われている「お互いに受ける」という意識が希薄な方も散見された。しかし物は考えようで、そのような方にも、無理なく、力対力ではなく、技がかかるようになりたいものである。
時間的には一コマが1時間半で途中5〜10分の休憩を挟み、23日は14時から19時30分近くまで、24日は9時から12時過ぎまで2コマ、午後2時から3時半まで1コマと2日連続で一日5時間の稽古を行い、現地の高気温とあいまり、連日で暑中稽古を行ったようなものである。
そのようなことから体力的には非常に負荷が高かったが、各先生方の基本技に対する考え方と実践に触れ、再確認、再発見、また新たな発見もある非常に中身の濃い、観光的な要素が全くない稽古であった。
<修道館セレンバン道場>
8月25日、今回の合宿をホストしていただいた修道館のセレンバン道場でも、3グループに分かれ、グループごと順番に1時間ずつ稽古を行った。
こちらの道場は、タンブ先生の叔父様が興された道場とのことで、入り口に修行されていた頃の写真や免状が多く飾られており、それだけでも見る価値があるものであった。
また道場は山間に位置し、風通しもよく、非常に快適に稽古できた。
私はマスタード先生のグループであったが、二ヶ条の件では若干不本意であった。次回機会があればもっと上手く対応したい。
<生活・環境・観光他>
東南アジアへ行くのは初めての経験だったので、楽しみだったのはもちろんだが、飲食の面で不安も大きかった。
水、食べ物の味付け・調理法については非常に慎重になっていていたこともあるが、体調を崩すこともなく合宿を乗り切ることができた。
体調管理については自己責任なので、自分ファーストで協調性がないと思われるような行動もあったかもしれない。ご気分を害された方にはお詫び申し上げます。
料理については日を追うごとに味に慣れていき、上手く料理の選択もできるようになり、食生活でも充実感があった。
高温多湿な環境だったので、稽古はもちろん生活上でも大変汗をかき、胴着など洗濯が必要であったが、駒崎さん・勝川さんの女性陣が率先し胴着の洗濯をしていただき、非常に助かった。本当に心からお礼いたします。
何よりこの合宿で明龍館メンバーがお互いに協力し、尊重しあい、互いのためを思って行動し、事故・怪我なく終了できたことが素晴らしいと感じたのが、今回の合宿の最も大きな印象です。
以上
吹上同好会 斎藤
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