明龍館鏡開きまであと一週間。
寒稽古まであと三週間。
ジュニア大会まであと一か月。
春の審査まであと二か月。
息をつく暇もないとはまさにこのこと。
あたふたしても始まりませんが、知~らないっと頬かむりしてしまっても進歩がありません。ひとつひとつ着実に乗り越えていきましょう。
特に審査。受ける、受けないは皆さんが決めていただくことですが、受けて受かった時の達成感や充実感を想像すれば、受けるに越したことはないし、受けるためにしっかり稽古するに勝るものはない。それが達成感・充実感を生みます。
ところで野田同好会では今年のスローガンを「集中力」としたそうです。
おそらく普通に言われる集中力、注意散漫にならずしっかり先生、先輩の話や動きに集中するということと、塩田剛三館長がおっしゃった合気道の集中力=中心力、正しい姿勢で頭の先からつま先まで力の線が入った状態を目指す両方だと思います。
さすが田中先生だ。深い。マネしたいぞ!
然らば吹上のスローガンは如何いたそう。。。発表はこのブログの最後で!
さきに稽古の振り返りから。
この日の稽古は私の指導で行いました。
少年部:受け身…青帯のみんなもだいぶできるようになりました、黄色帯以上も
自分なりの受け身にならないようにきちんと基本を身につけよう!最初が肝心だと思っています。大人になるとなかなか分かっていてもできませんので、今がチャンス!
正面打ち一カ条抑え2/片手持ち四方投げ2…青帯ができないのは百も承知、できるようにするための稽古です。見て、聞いて、やってみて少しずつ身につけよう!ぼんやりしている時間はもったいないよ!
ジュニア大会稽古:出場できない子も一生懸命やっていました。一般の稽古時間にも残って特別稽古を行いました。
一般初級:受け身…去年入会されたOKNさん、もう少しです!あまり考えすぎずやってみましょう。
片手持ち自由技(受け身の練習として)…5級以上で行いましたがもう少し受け身重視でやっていただきたかった。意識として8:2くらいで仕手をやっていましたが、この比率を反対に8:2で受け身を考えてやっていただくとよいと思います。良い受け身は良い仕手を作ります(と思います)。
片手持ち二カ条抑え2、正面打ち小手返し2・・・前足が軸になる技と、後ろ足と前足が場面で変わる技。技によって、場面によって軸足も変わりますし回転角度も変わります。「常にこう」という固定概念は捨てましょう。
一般:後技両手持ち小手返し1・・・考えすぎちゃいけない技ナンバーワンだと思います。一部分だけじっと見ていても、もちろんぼんやり見ていてもダメ。小手をどこでどう持つか(持てるか)がポイントではないか?と個人的には思っています。
鏡開き稽古・・・それぞれに分かれて。参加しない方はこれまでのおさらい。
今回のまとめとしては「考えすぎない」ことでしょうか。自由技の技の順番を考えすぎて「あ!間違えた!!」という声を聞くときがありますが、そんな時でも動きを止めずやりながら思い出せばいいです。流れを切ってしまったら、これはもう自由技にはなりません。同じ技が重なってもいいので自由技には流れを!あと、、、明龍館になって以降、何回となく自由技をやっています。白帯から黒帯まで・・・。順番はどうでもいいですが、基本的な技の種類はそろそろ覚えましょう(現在5級以上の方)。流れの中で多少回転角度や投げる方向を間違えても自分の意図として技が出るように。
というわけで吹上は今年のスローガンを「しんか」とします。
あえてひらがなにしたのは、これまでの自分からの脱皮、低位安定をしない向上心としての「進化」と、手順や順序をなぞるのではなく技の本質に少しでも近づく、わかろうとするという「深化」の二つの意味を持たせたいからです。
この一年、「しんか」を念頭に指導に当たりたいと思います。
よろしくお願いします。
さいとう