2018年9月21日金曜日

さいたま 9月16日(日)

七十二候では 、 鶺鴒鳴
(せきれいなく)

天候が、安定しませんね。
運動会の延伸があったり、イベントが重なったようです。
今週は参加者が少な目で、広めにゆったりと稽古ができました。


●少年部

 構え、正座法、膝行法

 基本技抜粋


●一般部

 斜行法、膝行法、前方回転受け身、後方受け身

 演武稽古

 基本技抜粋

 三ヶ条の締め方、抑え方、用法



●一般部(昇級以上)

 基本技抜粋

 自由技での入り身用法



◇本日のポイント

 一般は、少年部の時間、受け身講座を行いました。
 受け身は大事です。
 受け身は、初めからできる方もいらっしゃいますが、そうではない方は上手くサポートしないと中々改善されません。
 
やらないと出来ない、のはそうなのですが、門下生任せにせず、指導者がどのように伝えて着地点に導くのか、明確なイメージを持って指導する必要があると思います。

その1.床の上で後方受け身を取ってみよう。

・後方受け身

  床の上なので、いい加減な受け身は取れません。
  勢いをつけずに、柔らかく回転に転嫁することで、受け身の手順をトレースしました。

  足は大きく開くこと。
    開き方が小さいと、後ろに倒れ込むことになり痛い目に遭います。

  後ろ足の踵にお尻を載せ、そこからお尻をずらして後方に転がります。

    背中から落ちるのでは無く、お尻、背中の曲線を使って回転運動に転嫁します。

  背中が床につくタイミングで足を前方に蹴り上げ腰を持ち上げます。
    頭の方向に蹴り上げると、起き上がり難くなります。
    早めのタイミングで少し前方に蹴り上げます。

  手は肩よりも高い位置で、肩が床に着くタイミングで床に付くように振り上げます。
    無理に叩こうとしなくて良いです。(床なので痛いです。)
    肩口が床に着くのと、手を伸ばした状態で掌が床に着くタイミングを取ります。
    肩よりも上方向に振り上げます。
   蹴り上げ、と手の振り上げのタイミングが合えば、自然と体が反転します。


  立ち上がり方もお座なりにしないよう注意しましょう。

  
その2.前方回転受け身 取れますか?


・前方回転受け身
  
  前方回転の確認
   前回り(真っ直ぐにまわれているか確認)
   膝を着いてからの受け身(頭が低い位置からの受け身)
   前方回転受け身(頭が高い位置からの受け身、だと思ってませんか?の確認)

  体の使い方の確認
   怖さを感じているポイントは何か?
     頭から畳に落ちるのではないか?という恐怖心を持つ方が多いようです。
     畳から目が離せなくなり、結果的に頭が着地してから回転することになります。
   改善するための工夫
     畳を見つめないようにするには?
     頭の位置について再確認。
     上記の工夫案については、お伝えしていますので、次回の稽古の際にお試しください。
     忘れてしまった方は、また改めて。

   壁を使ってみよう。
     腕、肩、腕(反対側)を一本の線、レールとして使うイメージ。
     壁を使って、たまご型のボールが転がるようなイメージで、腕、肩に沿って横に回転してみましょう。
     更に少し勢いをつけてみる。

     体感を掴むための工夫として、壁を使ってみました。
     イメージとしては、エンジンのカムです。

   横回転から、縦回転へ。 ⇒ 畳の上で、試してみましょう。
  
  結果的に、始めに比べて、頭や首筋が当たらなくなりました。
  怖がらずに、受け身の稽古に臨んでもらえたらうれしいです。
  
  気が向いたら、また練習しましょう。

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