随分長らく吹上同好会の近況報告をしていませんでした。
いつの間にかもう季節も冬から春になっています。コスモスアリーナがある荒川の土手には例年の如く菜の花が咲いて真黄色です。
そして春の審査がもう間も無くです。
審査を受ける方は審査稽古に余念がありません。審査稽古は色々な技を実地で行ういい機会であり、技から気づきを得るいい機会だと思います。審査のための稽古で終わらせず、自分の合気道につなげる稽古としていただきたいと思っています。
先日、稽古でも申し上げましたが合気道の審査に出るベースの技は十数種類しかないんですよね。1ヶ条から始まって二ヶ条、三ヶ条、四ヶ条、四方投げ、小手返し、天地投げ、正面・側面入り身投げ、肘締め、呼吸投げ(肘当て)。これくらいですよ。それらプラスきっかけの持ちとか打ちに、崩しの方向の一か二の組み合わせになりますから多いなー、となりますけどベースは前述の通り。少なくとも昇段の時までにはどんな技か分かっていると思います。迷ったら基本に立ち返る、と先生方はおっしゃいますがその心はこういうところからもわかります。初級技、基本技は有段者には不要だなどと考えずに、また小手先のテクニックの修得に汲々とせず、煮詰まったなと思ったら初級の方と気軽に稽古しながら、基本を見直して見るのも良い稽古法ではないでしょうか?
↑これはある日の稽古の私の気づきです。正面打ち一ヶ条抑え(1)のジム先生のお手本ですが、切り下ろした際にきれいに直角三角形になっていて体の正面に壁ができているんです。この形を作れれば相手をきれいに崩し切り下ろせるということです。前のめりにならず、おそらく足の幅や前脚の曲げ方、角度にも意味があるのだと思います。こういうことを試しながら、実感しながら初級の方、少年部と稽古するのは楽しいものです。とにかくみんなしっかり頑張ってください!!桜を咲かせてください。
齋藤
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