2021年8月26日木曜日

イメージ、感覚、先入観・・・8/21吹上

 コロナウィルスはデルタ株がますます勢力を増し、またまた緊急事態宣言が発令されました。このようなことを言うのは好ましくないのでしょうが、またか、と言う感がどうしても否めません。最初の宣言時のような「これからどうなってしまうのだろう」とか「自分のためにも、家族や友人のためにも、社会のためにも自粛せねば」といった緊張感や使命感が薄らいで来ています。今までコロナにかからなかったのはラッキーだったと言うくらいの気持ちで、かからない・うつさないよう、お互いに心がけたいものです。


21日の稽古は坂戸・熊谷の道場が緊急事態宣言に伴う一時閉鎖のため、振替稽古の方が見えていました。

少年部は7名。

基本動作から始め
正面打ち三ヶ条押さえ(一)。単独で行ってから相対で。

早出した一般部も一緒にやってます。

次の技は両手持ち天地投げ(一)。


後ろ足を丸く出した時に、相手との距離感に気をつけないと、相手が遥か遠くにいて寂しい思いをしますね。
どちらの技ももしかしたら青帯は初めてやる技だったかもしれません。でも青帯には難しかったかな?などと失礼なことを言う気は毛頭ありません。誰でも「初めて」があって経験するものです。一生懸命やっていました。

続いて一般部もさいたま、坂戸、熊谷の振替稽古を含め17名でした。
基本動作から始めましたが、皆さん白帯も相対でやりました。

白帯は黒帯からどんどんいいところを吸収してください。黒帯は白帯相手だと少し感覚が変わると思います。なぜそうなるのか?必ずしも「白帯が下手だから」ではありません。その証拠に安藤先生もジム先生も私たちが相手でも完璧な動作をされます。そして受けも自然に正しい形に導かれます。それがなぜなのか?

受け身は今回、剣を持って前方回転受け身、前方飛躍受け身を行いました。

技は片手持ち側面入り身投げ(一)と横面打ち側面入り身投げ(一)。基本動作で体の変更を重点的にやりましたのでイメージを固定したいと思いこの技を選びました。


片手持ちですとほぼそのまま体の変更ですが、横面打ちになると意識から体の変更がどこかに行ってしまいますね。

最後に剣取り一ヶ条投げを掛かり稽古で行いました。

この日、掛かり稽古で受け身の失敗から負傷してしまった方がありました。剣取りに限らず投げ技は一つ間違えば怪我につながります。受け身のタイミングが狂ったな、と思ったら決して無理して飛ばないでください。手をついても寝転んでも結構です。仕手も自分の技で投げられたらどうなるか、想像力を働かせて投げましょう。手加減は相手によって多少は必要ですが、手加減しろといってるわけではありません。稽古時は相手とのタイミングを合わせ調和をとりながら投げましょう。
怪我された方はどうぞお大事にしていただいて、また負傷が癒えましたら徐々に稽古を始めましょう。

ところで皆さん、技を行う時、基本動作でももちろんですが、どのようなイメージを持って行っていますか?真っ白な純粋な気持ちです!という素晴らしい修行僧のような方もいるかもしれませんが、大体は安藤先生やジム先生の技や動作をイメージされると思います。しかしそのイメージはすぐに消えて「あれ?どうやるんだったかな?」「これでよかったかな?」「かっこよく見えてるかな?」「褒められるかな?」という考えに変わってませんか?せっかくですから良いイメージはそのまま持続してやってみましょう。ただ自分の現実を見るとたやすくネガなイメージに囚われてしまいますがそれを変えない強い心を鍛えましょう。
先入観というとネガティブな言葉ですが、意識を変えてポジティブな良いイメージを予め持った新しい先入観でやってみましょう。
いやだ、だめだ、できないと思うと割合そのようになりがちです。面白い、いいな、やってみようと思うとどう変わるか?ぜひやってみてください。そして弱く至らない自分に負けない強い心を持てるよう鍛錬しましょう!

齋藤




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