いよいよ秋も本当になってきて朝夕はひんやりします。金木犀はもう終わってしまい、彼岸花がカレンダー通りに咲き誇っています。
例年ですと全日本大会の演武稽古、コスモスフェスティバルの演武稽古、秋の合宿などイベントの目白押しなのですが昨年に引き続き今年も残念ながら各イベントは中止、または参加見合わせとなっております。以前はイベントが続くと忙しく面倒だとも思いましたが2年続けて何もなくなるとかえって寂しい感じがします。早くいつもの生活に戻れるといいですね。
少年部の稽古は10名で行いました。今月の新入会員は早くも4回目の稽古で先週から技も始めています。
今回の技は正面打ち一ヶ条抑え(二)です。回転の動作があります。打ち技の(二)の技の基本ですからよく覚えておいてください。
今回も紫帯がこの技間違っているケースがありました。基本的なことをさぁやってみなさい、と言われると意外に変なことを考えてしまい失敗する場合もあります。が、初級者に手本を見せる立場であることを忘れないでください。集中してせめてその時だけは間違えないように!
一般部は15名の参加。久しぶりの方もいて楽しい稽古でした。
正面打ち一ヶ条抑え(二)を全員で行いました。基本動作の臂力の養成(二)をはっきりと反映した形で行いました。今まで流してきてしまった部分ではないかと思います。今回をきっかけにきちんとした意味のある技であることが理解できたのではないでしょうか?
基本が大事、なんて言われなくてもわかっている方が多いと思います。
ただ、養神館合気道においてその「基本」の意味、何を表しているのか?きっちりわかる方はさほど多くはないのではないでしょうか?私も自信がありません。
この日、行った正面打ち一ヶ条抑え(二)の基本、養神館の基本動作のエッセンスがいくつも入っていましたが、日々の稽古でガッチリ意識して行っていたかと問われれば下を向いてしまうかもしれませんね。
確かにひとつひとつの基本動作の意味を言葉で表現できなくても身についてしまえばいいのでしょうが、ある程度は頭で理解してないと難しいでしょう。
基本動作や基本技は初心者がやるもの。。。これは事実です。基本から始めなければ先に進めませんから。しかし、初心者だけがやるものではありません。合気道に限らず何か物事がうまく進まない場合は往々にして基礎基本から外れている場合だったりします。
有段審査などより上位の段級を目指すには上積みが必要ですが、しっかりした基礎がなければなりません。
この日の稽古はそんなことを改めて思わされる稽古でした。
齋藤
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