まだしつこく30℃を超えるような日もありますが、概ね秋です。
稽古もしやすくなってまいりました。
ただし熱中症には気を付けてください。夏になるものとは限りません。十分な給水を心がけ、汗が出たらふく、不要な厚着をしないこと。特に子供は体温が高いので親の感覚で涼しいからと重ね着をさせると、稽古中に顔が真っ赤になりかねません。
審査も演武大会も終了し秋晴れの空のように爽やかな気持ちで稽古したいものですね。
この日は出稽古の参加者が多い日でした。
少年部に2人、一般部で3人。
少年部は杖を使った受け身の稽古を行いました。同じ受け身でも大きく飛ぶ受け身と小さくその場で寝る受け身いろいろありますから、技によって使い分けられるようにできるといいと思います。
また基本動作では帯の色ごとにテーマを持って行いました。基本動作のように単調で変化に乏しいものは中々子供には理解できません。いくら技に生きるんだよ、と言っても気持ちが入りません。軽視しているわけではないと思いますが、イマジネーションがそこまで到達しないのだと思います。ですのでジム先生からそれぞれの帯のグループごとにつま先の向きや号令の声の大きさなどテーマが与えられ、練習しました。初めのうちは気を付けていられますが反復練習で4回目、5回目になると元に戻り。。。の繰り返しですが、必要なことは十分に伝わったと思います。あとはやるかやらないか、だけです。
一般初級はようやくといった感じで通常の稽古になり、じっくり基本技の稽古ができたと思います。
いくつか技をやりましたが、正面うち正面入り身投げ一はフェイスブックにジム先生の動画をUpしました。非常にシンプルな技ですがいろいろな要素が入っていて、非常に興味深い技です。私から細かい解釈をすることはしませんが、手だけ足だけという見方をせず全体を見てください。
一般部は捌きから行いました。
以前YouTubeか何かで合気道の先生が話しているのを聞きましたが、曰く「合気道は捌きと入り身と転換」だと。修行が進むとそこまでシンプルになれるのだと思いますが、確かにこれらを気を付けて稽古すると何か技がしっくりくるというか決まった感じがします。
大きく避けないこと、早く避けないことを気をつけましょう。
あとこの日の稽古でジム先生が話していた「ルールも大事だけどフィーリングがもっと大事」。これは本当にそうだと思います。審査稽古をやっているとき、いろいろな人から「回転の角度は?」、「どれくらい前進する?」、「切り下ろしは?」、「擦り上げは?」。。。。。何度も聞かれました。。。。質問することそれ自体悪いとは全く思いませんが、ルールに縛られているなと思いました。なぜ回転するのか、切り下ろして何がしたいのか。。。その次のイメージが大事だと思います。そのイメージがあれば稽古を通じて試行錯誤をして相手に最適な回転角度や、前進の幅、切り下ろしの大きさなどがわかってくると思います。ただ誤解してほしくないのは適当に、自分勝手にやっていいということではありません。基本は大切、崩していいのはずっと後です。言いたいのは調整はフレキシブルにする必要があるということで、料理とかでもレシピ通りに作ればおいしくなるとは限らない。自分の舌に合うように調節しないといけないということですが、カレーのレシピを見て料理しているのに辛いのが嫌いと言って醤油を入れてしまえばカレーではなく豚汁ができてしまいます。そういうことです。カレーならカレーを作る。ただ辛味の調整はしないといけませんよねという話。
燃えよドラゴンの名セリフ。
“Don’t think. feel! It’s like a finger pointing away to the moon. Don’t concentrate on the finger, or you will miss all the heavenly glory.”
それでは今回はこの辺で。
合宿の締め切りが近づいていますので各同好会の代表に申し込みを早めに行ってください。
さいとう
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