2025年8月22日〜27日にかけて、明龍館第三回目となる海外合宿inマレーシアに行ってまいりました!
The Gozo Shioda Legacy Gasshuku と銘打ったこの企画、
世界中からすごい先生方が集まる4日間の合気道イベントです。
スケジュールはこちら
22日 9:00-12:00 稽古/14:00-17:15 稽古
23日 14:00-19:15 稽古
24日 9:15-12:15 稽古/14:00-15:30 稽古/17:30-19:00 演武
25日 15:30-19:00 稽古
あれ、稽古長くないです…?
暑中稽古三日分ありますね…。
一抹の不安を抱きながら、いざマレーシア!
と思ったら、
フライトの変更に次ぐ変更で、出発と到着が半日後ろ倒しに…。
とにかく行ってきます!
▼1日目
この日の稽古は参加できず、夜のパーティからの参加となりました。
稽古してないのに、パーティだけ居てすみません。
という申し訳なさは、豪華な料理を見た瞬間吹き飛びました。
今回のイベントはプタリン・ジャヤ市(人口80万人!)と共同開催のイベントのようで、
ダンスショーあり、バンドあり、市長も登場して歌い出し、止まらないダンスとカラオケ、まさにお祭りでした。
マレーシアで道場をされているラムラン先生の演武もありました。
受けをとっているのはみなさんご家族だそうです。息子さんは2歳から合気道を始めたとか。すごい!
実は、街の通りにこのイベントの立て看板をいくつも発見したり、
マレーシアの王妃様の前で演武があったりと、かなりのビッグイベントだったそうで驚きました。
終わって、ホテルでゆっくり…というわけにもいかず。
というのも、今回バンガローという名の一軒家を借りて宿泊しました。
ベッドルーム5つ、バスルーム3つの豪邸、でも蚊が入り放題の壁一面の換気窓にカルチャーショック!
最初のお買い物はセブンイレブンで蚊取り線香と洗濯洗剤を買いました。
▼2日目
午前中は稽古がないので、食料や水を買いに行きました。
知らない食材や果物がたくさんでワクワクです。
お昼はビリヤニ。
この銀の鍋の中には空間が歪んでるとしか思えない量の肉とご飯が詰め込まれており、
なかなか消えないビリヤニと共に、このあと約5時間稽古することになります。
待ちに待った稽古。
気づきましたか?ここ、1日目のパーティ会場です。
今回ヘッドライナーはタンブ先生(オーストラリア)、マスタード先生(カナダ)、パイエ先生(京都)、森先生(北海道)ですが、
他にもたくさん素晴らしい先生が来てくださっています!
大きなホールに畳を敷いて、4グループに分かれての稽古。
テーマは二ヶ条、側面入り身投げ、肘当てなど。
やったことのない動き・技があったり、知っている技でも先生によって着眼点が違って、勉強になることが多いです。
日本ではなかなか会えない屈強な体格の方や、違う先生の元で習ってきた方と一緒に稽古できるのは発見がたくさんあり楽しいです。
印象的だったのは、「ソクメン」とはどういう意味?と先生に問われて、日本人ではない方も即座に答えていたこと。
準備運動の「イチ、ニ、サン、シ」も長い技名も、全部日本語で言っていて、
改めてこんなにたくさんの人が日本の武道に興味を持ってくれていることに感動しました。
日本語の挨拶や単語を話してくださる方もたくさんいました。
長い稽古でしたが、とても充実していました。
組み分けによっては、当たらなかった先生もいて、受けたかったなあとか、こんな事したよという感想や情報交換が止まりませんでした。
▼3日目
一日中稽古と演武のハードな一日。
2日目なので雰囲気にも慣れ、知った顔も増えてきて、楽しく稽古できました。
稽古が始まる前、人知れず、明龍館の女性陣がトイレに閉じ込められる事件が発生していました。
ドアを力ずくで開けてくれた受付のお兄さんが「アイキドー👍」と言った笑顔と弾け飛んだ金具の放物線を忘れません。
さておき、午前の稽古はグループに分かれての稽古、午後の稽古は全員一緒のタンブ先生の稽古でした。
テーマは正面入り身投げ、三ヶ条、応用技など。
そして、この日の夜は演武会がありました。
メインは先生方と修道館マレーシアの皆さんですが、
明龍館もジム先生+参加メンバーでの演武を行いました。
「演武があるかも?」くらいの事前情報だったので、
細かい内容は即席で決めて臨みましたが、息があっていたと思います!
先生方の演武はもちろん、子どもたちの気合の入った演武や
お芝居仕立ての護身技実践もあり、緊張感と笑顔のある良い演武会でした。
一日稽古して、クタクタに疲れていましたが、夜の観光も行きました!
ペトロナスツインタワーすごい迫力!
このあと帰ってから、演武のビデオ鑑賞会と反省会が朝4時まで続きます。
▼4日目
午前中は自由時間なので、近くのショッピングモールでお買い物と昼食。
お土産ノルマを達成すべくコツコツ買っています。お土産は計画的に。
午後、タンブ先生の故郷スレンバンへ向けてバスで移動します。
クアラルンプールや、プタリン・ジャヤはビルやマンションの多い都会ですが、
スレンバンは自然が多く、のどかな風景です。
道場はとても立派で、古い掛け軸や写真もたくさんありました。かなり貴重なものだとか。
3つのグループに分けて順番に稽古を行いました。
他のグループの稽古も見学できたので、見取り稽古も含めてしっかり三時間分学びがありました。
みなさん、他のグループの稽古を見ながら、動きを真似したり、
ビデオを撮ったりしていて、熱心に取り組んでいる様子がうかがえました。
最後はサヨナラパーティ。
道場の横のお庭でテントを張って、お酒やお肉料理をいただきました。
修道館のみなさんのおもてなしに感謝!
お土産もたくさんいただいてしまいました!
▼5日目
一日観光です!パイエ先生、井上愛子先生、無限塾の皆さんと共に、
バスでクアラルンプール周辺の観光地を回りました。
手配をしてくれたのは、ラムラン先生の奥様のエマ先生です。
とにかく気遣いのできる方で、先回りして準備してくださり大変お世話になりました。
◎バテュ洞窟
3日間の稽古を終えた体に沁みる階段、と有難い景色、とお猿さん。
◎KLCC&フードコート
3日目に来たツインタワーをお昼も見ることができました。
近くのフードコートで、中国・台湾料理を中心としたリーズナブルなランチ。近くで働く会社員の方が多く、親近感を感じます。
◎セントラルマーケット、チャイナタウン
歴史的建物がたくさんありつつ、「シャチョーサン、イラッシャイ」という日本語も飛び交うまさに多国籍。
◎プトラジャヤ
イスラム様式の首相官邸とモスクを見学。
文化の違いに触れたり、協力して生活したり、たくさんの合気道を愛する仲間たちとともに稽古できて
とても有意義な時間でした。
修道館のみなさん、お店の方、タクシードライバーさんなど、
マレーシアの方々は優しく接してくださる方が多く、本当に楽しい旅となりました。
また是非、ここに来て稽古したいと思います。
Terima kasih! (ありがとう)
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