随分秋が深まってきました。
緊急事態宣言が解除になり稽古時間が延びたからでもありますが、稽古後に外に出るともうすっかり日が落ちてほぼ夜です。季節の移り変わりは本当に早いものですね。
なかなかブログを更新できずにいましたのでまとめてアップデートします。
少年部は新入会員が入ったこともあり、意図的に上級者と組ませて、上級者から初心者に技のアドバイスをさせるようにしています。初心者に教えるということはとても勉強になるものです。初心者は上級者ほどできませんし、何も知りません。そういうことをよく踏まえてやらないと自分のためにも相手のためにもなりません。何より他人のために一生懸命やれば、その努力と誠意がいずれ自分に帰ってくるということを学んでほしいと思います。
またこれは毎度毎度のことですが、声が出ない。これは吹上あたりの環境・文化の影響があるかもしれませんが、突出を避けるというか、目立たないようにするというか。。。学校のクラスではもしかしたらこれは重要事項なのかもしれません。最近の子供の世界も複雑な人間関係があるようですので、いついかなる時も、とは言いません。毎週土曜日、道場に一歩入ったら大きな声で挨拶、合気道の動作や技では元気よく号令をかける。これは命じていることであって、できれば・・・の任意ではありません。やらなければ損をするのは自分ということです。挨拶についてはどこかの校長先生が児童向けに書いた文書がネットに落ちていましたので貼っておきます。おそらくこのブログを読むのは保護者の方だと思いますので、ぜひお子さんに伝えてください。技もできて大きな声が出せるのであれば、技量と胆力が身についている印です。そのような子は必ずリーダーシップを発揮することができます。
リーダーシップが取れる子は自分のペースで物事を進められるので、その能力を他に振り分けられる、そうなると全てが好転します。
一般部についてはコロナ禍で稽古が休みの期間があったからかもしれませんが、技を忘れている、もしくは大体はあってるけれど大事なポイントを忘れているか、自分のイメージが優先して基本・理合を外してしまっているケースが見受けられます。よくみて、よく聞いて、何度でもやり直して・・・が効率悪そうに見えて実はいちばんの近道だと思います。
技のちょっとしたコツや、テクニックは確かにありはしますが、それが大事なのではなく「この技はなんでこういうふうに動くのだろう?、体がどうなるとこの技は効くのか?それはなぜか?」というふうに考えながらだといいかもしれません。
では12月の総合審査、冬の審査に向け頑張りましょう!
齋藤