2021年5月10日月曜日

手段が先か?目的が先か?・・・5/8吹上

 

5月第二回目の稽古です。

今週もまた親子3人が復帰されました。

1年半近く会っていなかった二人の子がすっかり大きくなって、見違えるほどでした。

気分はすっかり親戚のおっさん。

成長ぶりに嬉しくなってしまいました。


まずは少年部の稽古。

・構え

・基本動作

・前方回転受け身・後方回転受け身

・片手持ち肘当て呼吸投げ(二)

・正面打ち正面入り身投げ(二)

・掛かり稽古(外避けー片手持ち肘当て呼吸投げ)

ブランクがある子がいましたし、基本をおさらいするにはいい機会だと思いましたので基本動作を全て、正座法、膝行法を含め行いました。

片手持ち肘当て呼吸投げを行いましたが、少年部では1−2級の技なのに一般部では昇段の技なんですよね。なんででしょう?なにかわけがあるのでしょうか??

形稽古を行った後は掛かり稽古で肘当て呼吸投げをやりましたが、止まりますね。子供たちはPureだからめちゃめちゃでも動いてエイッと投げるのかと思っていましたが違いました。

https://youtu.be/JlH9vxNR_fk

の日復帰した3人はほどんどブランクを感じさせず、さすがの動きでした!これからもこの調子で頑張りましょう。


続いて一般部ですが、まずブランクを埋めるため(若干くどい)と基本動作の定着のため6種x左右を総体で行いました。終末動作の受け方についてコメントしました。反ってください!!その場で膝だけ曲げて・・・は絶対NG!!腰が痛い、膝が痛い、関節が硬い、肩が、首が・・・・・全部わかります。僕ほどこれら全てが当てはまる人間はいませんから。辛いです。でもそれが終末動作なんですからやるしかない。しかも反る動作は形稽古の受けの中でもたくさん出てきますよね?四方投げ、天地投げ、入り身投げ・・・・これらの技の鍛錬のためと思って反って反って反りまくりましょう!!



思い出を掘り返すために形稽古では6−8級の技から4級の技までを全員で行いました。黒帯の方にとってはあるいは退屈で意味のないことと思われたかもしれません。全部知っている技、もう覚えている技、だと。ジム先生からの受け売りですが、ただ知っている・覚えているということと出来ると言うことは全く違います。黒帯が白帯の審査科目の技を知らない、覚えてないと言うのは洒落になりませんが、じゃあ「出来る」と言い切れますか?ってことだと思うのです。誰にとっても道は遠いと思います。





その後、横面打ちの技で横面打ち肘当て呼吸投げと横面打側面入り身投げを行いました。正面打ちもそうですし、横面打ちは特にその傾向が強いのではないかと思いますが、受けの横面打ちの威力が小さすぎて仕手の力が抜けてしまっています。良く言われる「合気道は相手の力を利用して・・・」てありますよね?優しくふんわり打った横面打ちでは申し訳ないですが利用するほどの力がありません。相手をぶっ壊す必要はありませんが、力を抜かないのは当たり前のこととしてやるといいと思いますよ。

最後は掛かり稽古でこの日行った肘当て呼吸投げと側面入り身投げを行いました。

最近良く思うことなのですが、合気道は楽器を演奏するようなものではないでしょうか?手や指、足を動かして音を出し、リズムを作り出す。原始時代はさておき、いわゆる音楽は美しい音色、旋律を出すのが目的で、そのために手段として手、指、足を動かし楽器を演奏する。僕は指が短くてギターはすぐに諦めましたが、コードを追いかけているうちは音楽にならず、美しい音楽を演奏したければ正しいコードを押さえなければなりません。

手段と目的、どちらが先でもなく輪になってぐるぐるまわっているのが音楽であり、合気道なのかな、とつらつら思いをめぐらしています。

Facebookにも投稿しましたが、コスモスアリーナの前の荒川河川敷にポピーがかなり咲いています。ポピーってケシ科なんですって。でもこれはそういう目的には効果がない種類だそうです。安心してポピー見物できますね!

来週15日は鴻巣市主催のポピー祭りで吹上の稽古はお休みです。(柔道場閉鎖のため)


齋藤

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