暑いですね。
今年は意外に早く梅雨が明けましたけれど、涼しい陽気が続いていましたので急にこの暑さは体に堪えます。
皆さん、熱中症には気をつけて、早寝早起き、快眠快食、水分を多く採って稽古してください。
この日の吹上同好会の少年部は坂戸・熊谷からの出稽古をもあり中身の濃い稽古ができたと思います。
この日の技は正面打ち正面入り身投げ(二)の一本勝負。ただし基本的な要素を全て意識しての基本技と流れを意識しての正面打ち自由技の中の正面入り身投げを行いました。
この技は受けが打ってきた正面打ちをすらして、スゥーっと導いてやるのが崩しになりますが、まずこれが難しい。引っ張ったり握ったり。中には自分の腹と手で挟んで、なんて人もいます。うまくやってるつもりでも見えてるよ〜。まあ焦らずやりましょう。握らない、引っ張らないはこの日言いましたので覚えておきましょうね。
この日のカメラマンは残心が好きだったようで、残心の写真が多いのですがそこに行くまでの崩しの過程で、受けのアゴを擦り上げるところがありますが、胴着の襟に沿ってきっちりアゴを
擦り上げてください。何か遠慮があるのでしょうか、アゴに密着していない人もいましたの気をつけて。
あと基本技ではたったの1日というか1時間足らずで結構いいセンまできてコイツらやるなあ、と思っていたのですが自由技をやらせたらムムムとなってしまいました。基本技と自由技、静的か動的かの違い、本質は言うまでもなく同じ技です。みんな難しく考え過ぎ、もっと単純に動いてもいいと思います。
一般部は高校生の男子が体験に来ましたので色々な合気道のわかりやすい技を中心にやってみました。合気道のわかりやすい技・・・そう、二ヶ条と三ヶ条です(笑)。
とはいえまずは構えや基本動作、正座法などから始め受け身は杖取り一箇条投げでちょっと変わった風味で。受けが杖で突いてくるわけですが、なかなか仕手に向かって突けないないですね。多分してに当たったらどうしようというところだと思いますが、これは仕手が信用されてない証拠。入り身、捌きを鍛えて安心して突いてもらえるようになりたいものです。
続きましては二ヶ条ですが、会員の皆さんは片手綾持ち二ヶ条抑え(二)、体験者には二ヶ条ってどういう技なのか文字通り体験いただきました(笑)。
指導者が受けている写真しかないのですが、実は結構体験していただいて二ヶ条っていい技だなあと思っていただいたはずです。上の写真は受けているものの返し技で足をすくおうと思ってるところです。
会員の皆さんは途中で胸持ちに技を変えて行いました。胸持ちは上体に力が入ると効きにくいですね!
三ヶ条までこの時間でやりたかったのですが中途半端になりそうでしたので、胸持ちつながりで胸襟を掴まれたときの実戦即応技を少しやりました。
これまではあまり暴力沙汰の経験なかったようですが、警察官志望の彼ですからいつか少しでも何かの役に立てば幸いです。
いつもいつも審査科目の紙と首っ引きでやってるといつか煮詰まってしまうと思いますので、たまには審査科目にないこともやりながら、楽しくやっていきましょう!
齋藤
追伸、最後の自由稽古の時間にじっくり三ヶ条も体験いただきました。とても楽しそうでした。