2022年4月17日日曜日

吹上同好会の近況・・・4/16

 毎年のことながら桜はあっという間に散り、菜の花はまだ土手に黄色く咲いています。このところ暖かいというより、初夏のような暑さが続いたのでポピーも咲き始めています。

花の街、鴻巣の面目躍如というところでしょうか。

吹上同好会は春の審査も終了し、吹上から受験した方は皆さん合格。実力が出せていてよい審査だったと思います。

苦言もひとつ、言っておかなければいけません。少年部は審査になると大きな声も出て、動きは堂々として大きく、残心もピタリと決まります。これを審査だけではなく、普段の稽古の時からやりましょう。人前で大きな声を出したり、一生懸命なところを見せるのは照れくさかったり、かっこ悪くおもうのかもしれませんが、人前で大きな声を出し一生懸命やるのが合気道です。サッカーや野球ではなく合気道を選んだ以上、普段の稽古から心がけてください。


明龍館では4月から「少年リーダー制度」を導入し始めています。それぞれの同好会の最上級者がジム先生からリーダーに任命され、道場の稽古前の準備、会員の統率・管理、道場の掃除まで指導以外のことを自らがリーダーシップを取り、ある時は模範を見せ、またある時は誰かと手分けをしてやっていきます。

これまでは指導者が過干渉だったところもあり、子供たちの自律性が今一つ、まさに指示待ち人間のようでした。今回のリーダー制度で自ら考え、他人と協力し、みんなでコミュニケーションをとりながら成長してもらいたいと思います。

そんな中でこの日の稽古では気を合わせる、という意味で相手に合わせて正座法で正座する稽古を行いました。以前もやったことはありますが、リーダー制度導入後、子供たちが合気道の本質でもある気を合わせるということについて何かを考えて欲しいな、と切に願います。自由技でカッコよく投げるより、護身技で誰かをひぃひぃ言わせるより、気を合わせることの方が難しく人間が生きていく上で役に立つものです。

技の方はなんと少年部だと三段の技を青帯も一緒にやりました。座り技両手もち天地投げ(一)です。

シンプルですが奥が深い技ですからまあ出来栄えについてはアレですが、青帯までなんとなくできてしまうのは驚きではあるのですが、考えてみればこの技も片手もち四方投げ(一)も初めてやる子には「やったことない技」です。少年三段の技=青帯にはできない技ではないということがこの日の気づきでした。

そして小中高生特別クラスの2回目。リーダーは先週に引き続き同じ者がやりましたがかなりリーダーシップを以てクラスを引っ張っていました。責任感というものと下級者に対するケアができていて良いリーダーぶりだったと思います。リーダーは持ち回りですから、次回のリーダーは今回のリーダーの良いところは引き継ぎ、自分なりの要素を加味してもっと良いリーダーぶりを見せて欲しいと思います。



一般部は審査も終了し、新年度が始まったからかいつもより控えめな参加者数だったような気がします。

技は座り技片手もち二ヶ条をやりました。白帯の方は座り技は初めてやる技かもしれませんが、やったことない技はただの「やったことがない技」であって、難しい技・できない技ではありません。臆せずに取り組みましょう!


以上4/16の稽古の一部について感想と希望です。

明龍館吹上同好会は常時、老若男女、新入会員募集中です!新年度から何か新しいことにチャレンジしてみたい方、ぜひコスモスアリーナ吹上まで見学・体験に来てください!お待ちしています。


齋藤



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